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無水晶体眼手術治療研究会

[2024.05.20]

東京(銀座)で行われた無水晶体眼手術治療研究会、という会に出席してきました。
無水晶体眼、というのは水晶体が無い状態、つまり、水晶体を支えている組織が生まれつき弱かったり、外傷や手術で損傷してしまっている状態です。
その状況では通常の白内障手術が行えない状態なので、治療をどうするか、というかなり専門的な内容の研究会です。
紹介制なので比較的少人数の会ですが、世界的な賞を受賞しているような国内のトップサージャンが集結しており、内容はかなり濃いものでした。
水晶体嚢という水晶体を包む袋とそれを支持しているZinn小体という組織が健全であることが白内障手術にとって非常に重要なのですが、今回、様々な症例での水晶体嚢の電子顕微鏡所見を提示され、今までになかった疾患概念の発表がされました。
この内容は専門家にとっても眼から鱗という内容で、わたしも今後の患者さんへの説明の内容が少し変えないといけない、また手術時のストラテジーにもいくらか影響があるな、と思いました。
議論は会のあとも続き、たくさん質問をさせていただきました。
お招き頂きとても感謝しております。
新しいことがわかると、また新しい疑問が湧いてくる、ということで、興味は尽きず、大変有意義な夜でした。

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